22人分の血液で始まった大発見
この研究者は、自分自身と研究所のスタッフ、あわせて22人分の血液を使って実験を行ったとされています。決して大がかりな実験ではありませんでした。
血液を血球と血しょう(液体の部分)に分け、それぞれを組み合わせて反応を観察しました。すると、同じ血球でも、組み合わせる血しょうによって固まったり固まらなかったりすることが分かったのです。
この小さな実験結果が、のちに世界中の医療を変える大発見につながっていきます。実際にはどんな結果が出たのでしょうか。
実験結果は3つのグループに分かれた
22人分の血液を調べた結果、反応のしかたによって血液は大きく3つのグループに分かれることが分かりました。今のように4種類あったわけではありません。
当時はまだ、4つ目の型は見つかっていなかったのです。この時点で分かっていたのは、あくまで3つのグループまででした。
この3つのグループこそが、現在のABO式血液型のもとになりました。では、なぜ最初は4種類ではなく3種類だったのか、もう少し詳しく見ていきましょう。
