動物の血を人に輸血していた時代もあった
実は17世紀ごろのヨーロッパでは、動物の血を人間に輸血する試みも行われていたと伝えられています。羊の血を人に輸血した記録が残っているという話もあるほどです。
もちろん、これは大変危険な行為でした。人間同士の輸血ですら命に関わることがあったのですから、種類の違う動物の血であれば、なおさら体に大きな負担がかかります。
こうした試行錯誤の末、少しずつ「血には合う・合わないがある」ということが分かってきました。では、なぜ血が合わない人がいるのでしょうか。
そもそもなぜ「血が合わない人」がいるのか
人の血液には、赤血球の表面に「目印」のようなものがあります。この目印が違う血液を混ぜると、血液が固まってしまうことがあるのです。
これが、輸血事故の主な原因だったと考えられています。血管の中で血が固まってしまえば、体にとても大きな負担がかかってしまいます。
この「目印の違い」こそが、後に「血液型」と呼ばれるようになるものの正体でした。では、この目印の違いを見つけたのは、いったいどんな人物だったのでしょうか。
