マラソンの”42.195km” 中途半端な数字なった理由とは…

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1921年と1924年、正式な距離として定着するまで

42.195キロが世界共通の正式な距離として決められたのは、1921年のことだとされています。当時の国際的な陸上競技の団体が、この距離をマラソンの標準として採用したといわれています。

この団体は現在「ワールドアスレティックス」という名前に変わっていますが、当時は別の名称で活動していました。この決定によって、ようやくマラソンの距離に世界共通のものさしができたことになります。

そして、この基準がオリンピックで実際に採用されたのが、1924年のパリ大会です。この大会以降、オリンピックのマラソンは一貫して42.195キロで行われるようになり、現在まで続いています。

数え切れないほどの大会での試行錯誤を経て、ようやくたどり着いた数字が42.195キロだった、というわけです。では、なぜこの半端な数字がそのまま採用され続けているのでしょうか。

なぜ「きりの良い数字」に変えられなかったのか

42.195キロという中途半端な数字を、いっそ「42キロ」や「40キロ」といったきりの良い数字に改めればよかったのでは、と思う方もいるかもしれません。

しかし、一度多くの大会で使われ、世界記録の基準にもなった距離をあとから変えてしまうと、それまでの記録の比較ができなくなってしまいます。この点が、距離を変更しなかった大きな理由の一つとして紹介されることがあります。

また、1908年のロンドン大会自体が、マラソンというスポーツを世界的に有名にした象徴的な大会でもありました。その大会で記録された距離をそのまま受け継ぐことに、記念としての意味を見いだす考え方もあるようです。

こうして42.195キロは、合理性よりも歴史的な経緯を尊重する形で、今も世界共通の距離として使われ続けています。ここからは、この距離が現代にどうつながっているのかを見ていきましょう。

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この記事を書いた人

「知ってよかった。誰かに話したくなる。」を合言葉に、暮らし・歴史・言葉・お金・身体・食べ物など、身近だけど意外と知らない雑学を日々調査してお届けしているBest For Youの編集チームです。難しいテーマもわかりやすく、読み終わった後につい誰かに話したくなるような記事づくりを心がけています。