「50円玉も5円玉と同時期に穴があいた」は誤りです
5円玉と50円玉はセットで語られることが多いため、同じタイミングで穴があいたと思っている人もいるかもしれません。しかし実際には、2つの硬貨が穴あきになった時期は10年ほど離れています。5円玉が穴あきになったのは1949年でしたが、50円玉が穴あきになったのは1959年です。
50円玉が誕生したのは1955年ですから、穴のない状態で4年ほど流通していたことになります。この間、50円玉はどんな姿をしていたのでしょうか。実は、今の50円玉とはかなり印象の違う硬貨だったのです。
50円玉、最初はニッケル100%の大きな硬貨でした
1955年に登場した最初の50円玉は、ニッケルだけで作られた硬貨でした。直径は今の50円玉より4ミリほど大きかったとされています。色合いも今の白っぽい輝きとは少し違う印象だったようです。この時点ではまだ穴はなく、100円玉もまだ世の中に存在していませんでした。
ところが2年後の1957年、新しく100円玉が発行されたことで状況が変わります。50円玉と100円玉、この2つの硬貨がまた「そっくりさん」の関係になってしまったのです。次のページでは、この100円玉との関係を詳しく見ていきます。
