「五」が漢数字なのは単なる飾りではないかもしれません
5円玉をよく見ると、他の硬貨と違って「5」ではなく漢数字の「五」が使われていることに気づきます。この点を単なるデザインの好みだと思っている人もいるかもしれませんが、外国人観光客からもよく質問される、5円玉ならではの特徴です。
はっきりとした理由が資料で確認できているわけではありませんが、5円玉が持つ独特の存在感を強めている要素のひとつであることは間違いなさそうです。穴だけでなく、文字の使い方にも、5円玉らしさが表れていると言えるでしょう。
5円玉には意味も込められています
5円玉のデザインには、稲穂や歯車、水面といった図柄が描かれており、それぞれ農業・工業・水産業を表しているとされています。真ん中の穴を囲むギザギザの模様は歯車をイメージしたもので、工業の発展を願う意味が込められていると言われています。
単なる支払いの道具である以上に、当時の日本社会が大切にしていた願いが、小さな硬貨のデザインに凝縮されているのです。ここまで、5円玉と50円玉の穴にまつわる話を、さまざまな角度からたどってきました。最後に、これまでの内容を簡単に振り返ります。
