Q. 合わせ鏡ではどう見えるようになるのか
A. 前のページで紹介した合わせ鏡について、答えを踏まえてもう一度考えてみましょう。1回目の反射では前後が入れ替わり、2回目の反射では、その前後がもう一度入れ替わって元に戻ります。
そのため、合わせ鏡で奥に映る自分の姿は、1つ奥に映るごとに、向かい合う相手として見えたり、同じ向きを向いた自分として見えたりを、交互に繰り返すことになります。
この「前後反転」の考え方を使えば、合わせ鏡のような少し複雑な場面でも、見え方の理屈をきちんと説明できるようになります。
答えを知ったことで、身の回りの鏡の見え方が、少し違って見えてくるのではないでしょうか。次は、海外での「鏡」という言葉の使われ方を紹介します。
「mirror image」という英語表現
英語には「mirror image」という表現があり、これは「鏡に映したような、左右が反対の関係」という意味で日常的に使われています。
たとえば、二つの物事がよく似ているけれど、細かい部分が逆になっている場合に「まるでmirror imageのようだ」と表現することがあります。日本語の「鏡合わせ」に近いニュアンスの言葉です。
このように、鏡による反転という現象は、単なる理科の知識にとどまらず、言葉や表現の世界にも広く根付いています。それだけ、人類にとって身近で印象深い現象だということでしょう。
ここまでたくさんの角度から鏡の反転を見てきました。次は、日常生活で今日から役立てられる注意点を紹介します。
