実験から見えてきた数字の傾向
こうした実験や調査では、一般的に、多くの人が鏡を見て「左右が逆になっている」と感じる、という傾向が示されているといわれています。
ただし、この感じ方の割合は、実験の条件や、質問のしかたによって変わってくるとされています。たとえば、腕時計のように分かりやすい目印があるかどうかでも、答え方が変わることがあるようです。
つまり「何割の人が左右反転を感じるか」という数字を一つに決めるのは難しく、条件によって幅があると考えたほうが正確です。それでも、多数派は「左右が逆になっている」と感じている、という点は共通しています。
ここまで、数字の面からも、実験の面からも、手がかりを積み重ねてきました。次のページで、いよいよこの記事の答えをお伝えします。
Q. 結局、鏡は何を反転させているのか
ここまでの手がかりを、もう一度並べてみましょう。鏡には左右だけを選ぶ特別な仕組みはない。近づいてもねじれない。感じ方には個人差がある。そして、視点を入れ替えることで錯覚が生まれる。
これらすべての手がかりが指し示す答えは、実はとてもシンプルです。鏡が物理的に本当に入れ替えているのは、私たちが思っている「左右」ではありません。
答えのキーワードは、この記事の中で何度も登場してきた、あの言葉です。
お待たせしました。次のページで、この記事のテーマである疑問に、はっきりとお答えします。
