昭和の非常口は「漢字3文字」だった、緑の人に置き換わったきっかけは218人の犠牲?

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緑地に白と、白地に緑は意味が違います

「どちらも非常口の看板だから同じ」と思われがちですが、これは誤解です。法律上、色の使い方で示す内容が分けられています。

緑の地に白い人が描かれているものは「避難口誘導灯」です。これは出口そのものの位置を示します。つまり、この看板の下には実際に外へ出られる扉があります。設置される場所は扉や出口の真上、またはすぐ近くです。

白い地に緑の人や矢印が描かれているものは「通路誘導灯」です。これは出口までの道順を示します。廊下や曲がり角に置かれ、矢印の向きに進めば出口へ着くという意味です。この看板のところに扉があるわけではありません。

白地が使われているのには理由があります。白は光を通しやすいため、停電したときに足元を照らす明かりとしても働きます。この違いを知っておくと、いざというときに迷いません。

誘導灯にはA級・B級・C級という大きさの区分がある

誘導灯は、表示面の大きさによってA級・B級・C級に分けられています。大きいほうがA級、小さいほうがC級です。B級はさらにBH形とBL形に分かれます。

C級は表示面のたての長さが0.1メートル以上0.2メートル未満のもので、狭い通路や小さな出口に使われます。手のひらに乗るくらいの大きさです。一方A級は大きく、広い場所でも遠くから見えます。矢印がないA級なら60メートル先から見える範囲を持つ一方、C級は15メートルほどとされ、その差は大きいです。

どの級を付けるかは、建物の用途や広さで決まります。デパートや映画館のように大勢が集まる場所には大きなものが必要になり、小さな事務所などは小さいもので足りる、という考え方です。

ここまで見てくると、日本の非常口の仕組みは細かく作られていることが分かります。では、もし世界中が今も文字の看板を使っていたら、どうなっていたでしょうか。

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この記事を書いた人

「知ってよかった。誰かに話したくなる。」を合言葉に、暮らし・歴史・言葉・お金・身体・食べ物など、身近だけど意外と知らない雑学を日々調査してお届けしているBest For Youの編集チームです。難しいテーマもわかりやすく、読み終わった後につい誰かに話したくなるような記事づくりを心がけています。