昭和の非常口は「漢字3文字」だった、緑の人に置き換わったきっかけは218人の犠牲?

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走る人の向きは、左が基本です

非常口マークの人が左を向いているか、右を向いているか。気にしたことがない方も多いと思いますが、これは適当に決まっているわけではありません。

国際規格では左向きと右向きの両方が登録されていて、どちらを使っても構いません。ただし基本は左向きとされ、左右どちらにも避難できる場所、つまり矢印が両側に出ている看板では左向きが使われます。

導入されたばかりの昭和の時代には、右向きの矢印がついているのに人は左を向いている、という組み合わせもありました。方向が食い違って分かりにくいという指摘を受け、その後は逃げるべき方向に人が向いた形も作られました。古い建物で妙な組み合わせを見かけたら、それは初期のものかもしれません。

ちなみに、この走る人には人々がつけた呼び名があります。

あの人の愛称は「ピクトさん」

非常口の走る人は、防災関係や絵の表示に詳しい人たちの間で「ピクトさん」「ピクトくん」と呼ばれることがあります。これは法律で決まった名前ではなく、広まった愛称です。

名前のもとになった「ピクトグラム」は、絵で意味を伝える記号のことです。日本語では「絵文字」「絵単語」と呼ばれることもあります。トイレ、階段、エレベーター、車いすの表示など、身のまわりにたくさんあります。

この呼び名が定着したこと自体、非常口マークが単なる標識を超えて親しまれている証拠だといえます。イラストやパロディの題材にされることも多く、防災設備の表示としてはかなり異例の人気です。

その一方で、この誘導灯には「消してもよい場合がある」という、あまり知られていない決まりが存在します。

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この記事を書いた人

「知ってよかった。誰かに話したくなる。」を合言葉に、暮らし・歴史・言葉・お金・身体・食べ物など、身近だけど意外と知らない雑学を日々調査してお届けしているBest For Youの編集チームです。難しいテーマもわかりやすく、読み終わった後につい誰かに話したくなるような記事づくりを心がけています。