自転車事故は減っているのに、割合は増えている不思議
交通事故全体の件数は、この10年ほどで大きく減ってきました。
ところが、その中に占める自転車が関わる事故の割合は、むしろ増える傾向にあります。
2023年のデータでは、自転車が関わる事故は交通事故全体の23.5パーセントほどを占めているとされています。
これは過去と比べても高い水準です。ただし、集計する地域や条件によって割合の数字は多少変わってきます。
自動車の事故が減るスピードに対して、自転車の事故が減るスピードが追いついていない、という状況が背景にあると考えられます。
特に気をつけたいのは10代と高齢者
自転車の事故でけがをした人を年代別に見ると、目立つ層が2つあります。
1つは10代を中心とした若い世代、もう1つは65歳以上の高齢者です。
あるデータでは、自転車でけがをした人のうち、10代が2割近く、65歳以上も2割近くを占めているとされています。
通学で自転車を使う中高生と、日常の移動に自転車を使う高齢者、それぞれ事情は違いますが、どちらも身近な移動手段だからこそ、事故のリスクも大きいといえそうです。
次のページでは、なぜこのタイミングで制度が変わることになったのか、その理由に迫ります。
