カレーが原因になりやすい、意外な理由
厚生労働省の資料によると、ウエルシュ菌という菌は、熱に強い殻のようなもの(芽胞)をつくる性質があります。
さらに、酸素のない場所を好むという特徴もあります。
大きな鍋でとろとろに煮込んだカレーやシチューは、まさにこの菌にとって居心地のよい環境になりやすいといわれています。
潜伏期間は6時間から18時間、平均でおよそ10時間とされています。
症状としては、腹痛や下痢が中心です。多くの場合は数日で回復するとされていますが、油断はできません。
大量に作った料理が原因になった実例
実際に、カレーやシチュー、煮魚、めんのつけ汁など、大量に調理してそのまま室温で冷ました料理が原因で、食中毒が起きた事例が報告されています。
こうした食中毒は、一度に多くの人が同じ料理を食べるため、患者数が多くなりやすいという特徴もあります。
夏、特に7月から9月にかけて発生が多いともいわれています。
学校や職場の給食、大量調理を行う施設などで、特に注意が呼びかけられている理由がここにあります。
家庭でも、大量に作り置きをする際は、同じ注意が必要だといえそうです。
