ペプシ「Pepsi Blue」
2002年、ペプシは鮮やかな青色の「Pepsi Blue」を投入しました。ペプシの関連企業の2002年資料では、夏に発売した新しいコーラとして紹介されています。当時は炭酸飲料の市場が成熟し、既存商品に新しい味や色を加えて消費者の関心を引く動きが目立っていました。
Pepsi Blueはベリーとコーラを組み合わせた味で、若い消費者を意識した商品でした。米国とカナダでは2004年に初回販売が終了しています。透明だったCrystal Pepsiとは反対に、今度は強い色を特徴にした商品でした。それでも定番化には至らなかったことから、見た目のインパクトだけでは継続購入まで結びつかない場合があると分かります。
Pepsi Blueのように色を大きく変える商品は、子どもや若い世代にも伝わりやすいのが特徴です。ただし、目立つ色は「特別な飲み物」という印象にもつながります。毎日飲む商品では、特別感が強すぎると選ぶ場面が限られることがあります。発売時の盛り上がりと、普段の買い物で手に取られる回数は切り分けて考える必要があります。
鮮やかな青色でも定番にはならなかった
Pepsi Blueが面白いのは、発売時には時代の流れに合った商品だったことです。前年には色の強い「Mountain Dew Code Red」が登場しており、ペプシ側も若い層に向けた新しい味の商品を増やしていました。つまり、単なる思いつきではなく、飲料市場の変化を意識した投入だったと考えられます。
それでも米国とカナダで2004年に販売が終わったことは、企画と定着の難しさを示しています。飲み物は一度買って終わりではなく、店頭で見つけやすいこと、食事と合わせやすいこと、何度でも飲みたくなることなども重要です。次は、コーラにさらに別の飲み物を組み合わせた商品です。
また、商品が短期間で終わったからといって、発売時の企画が時代遅れだったとは限りません。当時は新しい味や色で市場を刺激する方法が広く使われていました。Pepsi Blueもその流れの中にあります。それでも定番化するには、目新しさに加えて、何度も選びたくなる理由まで作らなければなりませんでした。次に登場するのは鮮やかな青色のPepsi Blueです。今度は「目立つこと」が本当に売れ続ける理由になるのかを見ていきます。
