「なぜそんなことを…?」ダーウィン賞に選ばれた、愚かすぎる最期20選

当サイトは、広告収益により運営されています。

家庭用ガス容器を車の燃料に流用した男性、給油中に爆発して死亡

2008年11月、マレーシアのマラッカ近郊で、モード・Hさんがバンへ圧縮天然ガスを補給している最中、大きな爆発が起きました。問題だったのは、車が圧縮天然ガス向けに改造されていた一方で、接続されていたのが家庭用のLPガス容器だったことです。見た目が似ていても、中で扱う圧力はまったく別物でした。

圧縮天然ガス用の設備は高い圧力に耐える前提で作られています。それに対して家庭用LPガス容器を流用したため、想定外の圧力がかかりました。そして給油中に爆発が発生。モードさんは爆発に巻き込まれ、死亡しました。「ガスが入る容器なら車にも使えるだろう」という発想が、車体の改造から死亡事故まで一気に進んでしまったのです。

この話が強烈なのは、失敗が「ちょっとした部品交換」では終わらなかった点です。燃料設備では、物質の種類だけでなく、圧力や接続部の強度まで合わせる必要があります。似て見える容器を流用してしまえば、目に見えない条件が崩れた瞬間、一気に爆発という結果へ飛んでしまいます。

代用品は「動く」と「安全」が同じではありません

この事例は、DIYの怖さを考える材料にもなります。部品がつながることと、安全に使えることは同じではありません。特に燃料、電気、圧力が関わる物は、家庭用品を代用品にすると危険が増します。「一応動いたから大丈夫」は安全確認になりません。ここを取り違えると、便利な改造が危険な改造へ変わります。

もちろん実際の事故には多くの条件が重なっています。ただ、ダーウィン賞で繰り返し登場するのは、「最後の一歩だけ止めれば避けられたかもしれない」という構図です。だからこそ、話を読んだ側は驚きながらも、自分ならどこで立ち止まるかを考えられます。

安く済ませたい、手持ちの部品を使いたいという考えは自然です。しかし、燃料や電気など失敗したときの被害が大きい分野では、節約額より安全余裕のほうが重要です。「使えた実績がある」だけで、その方法が安全とは限りません。

実際に動いたという経験は、耐久性や安全性まで証明するものではありません。

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23
友人にシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

「知ってよかった。誰かに話したくなる。」を合言葉に、暮らし・歴史・言葉・お金・身体・食べ物など、身近だけど意外と知らない雑学を日々調査してお届けしているBest For Youの編集チームです。難しいテーマもわかりやすく、読み終わった後につい誰かに話したくなるような記事づくりを心がけています。