「なぜそんなことを…?」ダーウィン賞に選ばれた、愚かすぎる最期20選

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20の事例に共通していたのは「一手のズレ」でした

今回紹介した20例は、場所も年代も内容もばらばらです。エレベーター、花火、建物、スキー場、車、自然、公園、仕事場など、危険の種類も大きく違います。それでも共通しているのは、本人にとっては「これで問題ない」と見えた一手が、実際には危険を一段増やしていたことです。

たとえば、物を運ぶために体重を使う。高さを稼ぐためにパレットを積む。写真を撮るために動物へ近づく。小銭を集めて持ち帰る。どれも発想だけを見ると、その場の目的には合っています。しかし、速度、重さ、熱、圧力、構造、相手の動きといった別の条件を足すと、結果は大きく変わりました。

だからダーウィン賞の事例は、単なる「変な人の話」だけではありません。人は自分が見たい部分だけを見て、都合のよい条件だけで考えてしまうことがある。その弱点が、極端な形で表れた出来事ともいえます。

共通していたもう一つの特徴は、途中で誰かが止めれば変わったかもしれない場面が多いことです。本人の経験や知識があっても、急いでいる、酔っている、楽しんでいるなど、普段と違う状態では判断の精度が落ちます。状況の変化に気づくことが大きな分かれ目になります。

笑い話の裏側にあるのは「止まる力」です

ダーウィン賞は、チャールズ・ダーウィンが作った賞でも、科学的に人間を評価する制度でもありません。1993年に始まったインターネット上のユーモア企画で、現在の公式サイトでは、事実確認や自分自身の行動が原因であることなど、独自の条件が設けられています。

一方で、公式サイト自身も、すべての奇妙な事故が対象になるわけではないと説明しています。あまりにもよくある事故は「ありふれている」とされ、無関係な人を巻き込んだ事故も原則として評価対象から外されます。面白さだけでなく、企画としての線引きがあるわけです。

今回の20例を読んで「そんなことをする人もいるのか」と笑って終わるのも一つですが、「自分ならどの瞬間に止まるか」と考えると、少し違った読み方ができます。奇妙な失敗は、他人を笑う材料であると同時に、自分の判断を見直す材料にもなります。

そして、ネットで広がる事故話ほど、出典の確認を忘れないことも大切です。実際にダーウィン賞の有名例にも、後から都市伝説と判明したものがあります。面白い話を面白いまま楽しむためにも、事実と創作を分ける視点を持っておきたいところです。

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この記事を書いた人

「知ってよかった。誰かに話したくなる。」を合言葉に、暮らし・歴史・言葉・お金・身体・食べ物など、身近だけど意外と知らない雑学を日々調査してお届けしているBest For Youの編集チームです。難しいテーマもわかりやすく、読み終わった後につい誰かに話したくなるような記事づくりを心がけています。