もし関節をまったく動かさなかったら、どうなるのか
ここまで「鳴らすこと」の心配について見てきましたが、逆に「まったく動かさない」ことにも注意が必要です。関節は、適度に動かすことで滑液が行きわたり、健康な状態が保たれると考えられています。
もし長い間関節を動かさずにいると、周りの筋肉や組織が硬くなり、かえって動かしにくく感じることがあります。これは、ケガでギプスをした後などにも見られる現象です。
つまり、大切なのは「鳴らすかどうか」よりも、関節を適度に、無理のない範囲で動かす習慣を持つことだと言えそうです。
最後にもうひとつ、「クセになっている=依存症なのでは」という不安について、次の見出しで整理しておきます。
「クセになっている=依存症」という誤解を整理する
指を鳴らすのがクセになっている人の中には、「これはよくない依存なのでは」と不安に思う人もいるかもしれません。ですが、多くの場合はそこまで深刻に考える必要はないとされています。
緊張したときや考えごとをしているときに、無意識に関節を鳴らしてしまうのは、ペンを回したり貧乏ゆすりをしたりするのと同じような、ちょっとしたクセの一種と考えられています。
ただし、周りの人が音を気にしていたり、痛みを感じながら無理に鳴らしていたりする場合は、少し意識して回数を減らしてみるのも良いでしょう。
ここまで長い道のりを一緒に見てきました。最後のページでは、記事全体の内容を振り返っていきます。
