関節を「ポキポキ」鳴らす音、実は骨ではないところが鳴っている…

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イグノーベル賞を受賞した「60年実験」の結末

アンガー氏の調査の結果、左右どちらの手にも関節炎は見られず、二つの手のあいだに目立った違いは確認されなかったと報告されています。

この結果は1998年に医学雑誌に発表され、2009年には「人を笑わせ、そして考えさせる研究」に贈られるイグノーベル賞の医学賞を受賞しました。

アンガー氏は授賞式で、「母の言葉が間違っていたことを証明するのに60年もかかってしまった」というようなユーモアを交えたスピーチをしたと伝えられています。

ここでもう一度、そもそもの疑問に立ち返ってみましょう。もし本当に骨がぶつかっていたとしたら、何が起きるはずなのでしょうか。次の見出しで考えてみます。

もし本当に骨がぶつかっていたら、何が起きるはずか

ここまでの内容を踏まえて、もう一度「骨がぶつかる音」説を検証してみましょう。もし本当に骨同士が衝突しているなら、繰り返すうちに骨の表面が傷ついていくはずです。

先ほど紹介したアンガー氏のように、何十年も繰り返し鳴らし続ければ、骨の変化が画像検査ではっきりと確認できてもおかしくありません。

ですが、実際の調査ではそうした骨の損傷は見られませんでした。この結果は、「骨がぶつかっているわけではない」という考え方を、あらためて裏づけるものになっています。

さまざまな研究やエピソードを積み重ねてきましたが、いよいよ次のページで、この記事の答えをまとめてお伝えします。

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この記事を書いた人

「知ってよかった。誰かに話したくなる。」を合言葉に、暮らし・歴史・言葉・お金・身体・食べ物など、身近だけど意外と知らない雑学を日々調査してお届けしているBest For Youの編集チームです。難しいテーマもわかりやすく、読み終わった後につい誰かに話したくなるような記事づくりを心がけています。