先に姿を消していた「ハローページ」
先ほど少し触れましたが、電話帳には実はもう1つの種類がありました。人の名前を50音順に並べた「ハローページ」です。1983年、業種別の電話帳が「タウンページ」に改称されたのと同時に、人名別の電話帳は「ハローページ」という名前になりました。
このハローページは、2020年6月にNTT東日本とNTT西日本が発行終了を発表し、2021年10月から2023年2月にかけて発行された最終版をもって、姿を消しています。133年続いた人名別電話帳の歴史が、ここで一区切りついていたのです。タウンページの終了は、実はこの流れの続きだったとも言えます。
紙の電話帳がなくなって困る人もいる
紙の電話帳がなくなることで、不便を感じる人がいるのも事実です。特に、スマートフォンやパソコンの操作に慣れていない高齢の方にとっては、大きな変化と言えます。
こうした声を受けて、NTT東日本とNTT西日本は、目の不自由な方向けの「点字電話帳」については、今後も発行を続けると発表しています。また、体に障がいのある方を対象に、無料で電話番号を案内する「ふれあい案内」というサービスも継続される予定です。誰もが困らないよう、一定の配慮がされている点は、覚えておきたいポイントです。ただ、それ以外の多くの人にとっては、別の調べ方に切り替える必要が出てきます。
