カニ?プリン?宇宙船?思わず二度見する日本の不思議な建物16選

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ガラスの箱から卵が現れる「稲盛会館」

鹿児島大学の郡元キャンパスにある稲盛会館は、建物の内部に卵の形をしたホールを抱え込むような構成が特徴です。文化庁の「近代の文化遺産の保存と活用」では、ガラスの立面から卵型のホールの一部が飛び出す形が詳しく紹介されています。正面から見ると、硬いコンクリートの建物の中に、巨大な卵が現れたように感じられます。

この卵型には建築上の背景があります。安藤忠雄さんが以前に示した卵型ホールの構想に、寄贈者が関心を持ったことがきっかけになったと文化庁は説明しています。1994年に完成した建物で、大学の中にありながら、外観だけでも強い記憶を残します。形の意味まで知ると、単なる奇抜さではないことが見えてきます。

卵型のホールは、内部に入って初めて全体の構成が分かりやすくなります。外からは一部分しか見えないため、歩いて角度を変えることで見え方が変化します。これも、二度見したくなる建物の特徴でしょう。

卵を思わせる曲面は、直線だけで構成された外側との対比によって、より強く見えます。異なる形を一つの建物の中に重ねることで、外観に二重の印象が生まれています。

UFOのような「UFOふれあい館」

福島市飯野町にあるUFOふれあい館は、その名前だけで何を表しているのか分かります。福島市の公式案内によれば、千貫森周辺で発光物体の目撃情報が多かったことを背景に、UFOに関する資料を集める施設として設けられました。外観もUFOを連想させる丸みを帯びた姿で、周囲の山道から見ると独特の存在感があります。

ここで面白いのは、形と施設のテーマが完全に一致している点です。展示施設だけでなく、展望風呂や和室なども備えた多目的施設になっており、見た目だけの建物ではありません。UFOという実在が確認された乗り物を展示する施設ではなく、「UFOをテーマにした地域施設」と理解すると、なぜこの外観になったのかも分かりやすくなります。

UFOという言葉には、正体が確認されていない飛行物体という意味で使われる場合があります。ここではその話を肯定するのではなく、地域で語られてきた目撃情報をテーマにした施設として見るのが適切です。

福島市の案内では、UFOふれあい館は多目的施設として紹介されています。テーマに合わせた外観でも、実際の施設は展示、休憩、入浴など複数の役割を担っています。

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この記事を書いた人

「知ってよかった。誰かに話したくなる。」を合言葉に、暮らし・歴史・言葉・お金・身体・食べ物など、身近だけど意外と知らない雑学を日々調査してお届けしているBest For Youの編集チームです。難しいテーマもわかりやすく、読み終わった後につい誰かに話したくなるような記事づくりを心がけています。