「炭化」とは、そもそもどんな状態のことか
ここで、これまで何度か登場している「炭化」について、あらためてやさしく説明します。炭化とは、食品などに含まれる水分が加熱によって失われ、炭のように黒く焦げた状態に変化することを指します。
炭になった部分は、もとの食品とは性質が大きく変わり、電気を通しやすくなるという特徴があります。
電子レンジの庫内は、もともと電波のエネルギーを利用して加熱する仕組みのため、電気を通しやすい部分があると、そこにエネルギーが集中しやすくなるといわれています。
加熱しすぎると、なぜ火花が飛ぶのか
炭化した部分にマイクロ波のエネルギーが集中すると、非常に高い温度になり、火花(スパーク)が発生することがあります。
これは、雷が発生する仕組みと少し似ていて、電気が集中した場所で放電が起きている状態だと説明されることもあります。
庫内で一度火花が飛ぶと、周囲にたまった油分や汚れに引火し、発煙や発火につながるおそれがあります。つまり炭化は、単なる焦げ跡ではなく、火花や発火の引き金になり得る状態だといえるのです。
