東京消防庁の記録に残る、出火した食品の実例
電子レンジの中から火が出たとき、いったい何を温めていたのでしょうか。東京消防庁がまとめた記録によると、電子レンジで加熱中に出火した食品の報告のうち、もっとも件数が多かったのは「いも類」だったとされています。
次に多かったのは油分の多い食品や、水分の少ないパン類だったといわれています。
普段何気なく温めているものが、実は火元になりやすい食品だったというのは、少し意外に感じる人も多いのではないでしょうか。
なぜ「いも類」は燃えやすいのか?
いも類が燃えやすいのには理由があります。さつまいもなどは水分量が少なく、加熱を続けると内部の水分が早く蒸発してしまいます。
水分が抜けた部分は「炭化」と呼ばれる、黒く焦げた状態に変わりやすくなります。炭化が進んだ部分は電気を通しやすくなり、そこに電子レンジのマイクロ波が集中すると火花が飛び、発火につながることがあるとされています。
この「炭化」という現象、実はこの後のページでも繰り返し登場する、事故を考えるうえで欠かせないキーワードです。
