【答え】過去5年間の事故の約4割は「食品カス等の炭化」が原因
お待たせしました。東京都の資料によると、過去5年間に起きた電子レンジの事故のうち、約4割は食品カスなどの炭化が原因だとされています。
これはNITEが公表した「新生活スタート、台所用品などによる事故の防止」という資料をもとに、東京都がまとめたものです。
つまり、庫内の汚れを放置することは、決して些細な問題ではなく、事故全体の中でもかなり大きな割合を占める、見過ごせない原因だということが分かります。「多少汚れていても料理には関係ない」という感覚は、あらためて見直す必要がありそうです。
なぜ「庫内の汚れ」が発煙・発火につながるのか
これまで見てきたように、庫内にたまった食品カスや油汚れは、加熱を繰り返すうちに水分を失い、炭化していきます。
炭化した汚れは電気を通しやすくなり、そこにマイクロ波のエネルギーが集中すると、火花が発生しやすくなります。さらに、油を含んだ汚れであれば、火花をきっかけに燃え広がってしまう可能性もあります。
庫内の汚れは、見た目の問題だけでなく、事故につながる仕組みそのものに深く関わっているのです。
