ピーナツが土の中で育つ本当の理由
ここまでの手がかりを整理すると、ピーナツは植物学的には木の実ではなく、大豆やえんどう豆と同じ豆類・マメ科の植物に分類されます。
そして、地上で咲いた花が受粉すると、花のもとになっていた部分から細長い茎のような組織が伸び始め、まっすぐ土に向かって成長していきます。この部分が土の中に達すると、先端が膨らみ始め、莢と種子として育っていくとされています。
つまりピーナツは、花を地上に咲かせながら、実だけを土の中に送り込むという、他のマメにはあまり見られない珍しい性質を持った植物だということです。
「ナッツと呼ばれる豆」という、なんとも不思議な立ち位置
植物としては豆でありながら、食文化としては「ナッツ」として扱われる。ピーナツはこの二つの顔を持つ、なんとも不思議な立ち位置の食べ物だと言えそうです。
普段何気なく食べているピーナツも、こうして仕組みを知ると、小さな莢の中に植物としての工夫がぎゅっと詰まっていることが見えてきます。
答えが分かったところで、実はこの分類の話には、ピーナツ以外にも似たような例があります。次のページでその例を紹介します。
