「電源を切った」はずなのに、電気は流れ続けている?
テレビをリモコンで消すと、画面も音も消えます。ところが、プラグをコンセントに差したままの家電は、使っていない間もわずかな電気を使い続けています。この電気を「待機電力(たいきでんりょく)」と呼びます。
資源エネルギー庁の調査では、一般的な家庭が1年間に使う電気のうち、5.1%が待機電力でした。電気代にすると、年間およそ7,000円にあたります。1kWh(電気の量の単位)あたり31円で計算した目安で、家電の業界団体が示す2026年現在の単価です。
毎月に直すと、600円近くになります。使っていない時間だけで、これだけの電気代がかかっている計算です。1台ずつは小さな数字でも、家じゅうの家電が少しずつ使っています。
実は、リモコンの信号を待つ、時計を表示し続ける、予約の内容を覚えておくといった「便利さ」の裏側で、この電気は使われています。では、家の中でいちばん待機電力が大きい家電は、どれでしょうか。
10位 インターホンセット(2%)

10位はインターホンセットで、割合は2%でした。玄関の呼び出しボタンと、室内の親機がセットになった機器です。訪ねてきた人がボタンを押したら、すぐに音が鳴らなければなりません。
そのため、押される瞬間を、一日中待ち続けていると考えられます。電気代にすると、年間およそ140円です。自動販売機の飲み物1本ほどの金額ですが、ほとんど休まず待機している機器が、10種類の中に入りました。
実は、ランキングに入る10種類を全部足しても、68%です。残りの32%は、食器洗い乾燥機、電気炊飯器、空気清浄機など、調査で「その他」とまとめられた50種類近い機器です。割合は四捨五入された整数なので、この記事の金額はどれも目安です。
