もし世界中のテレビの待機電力がゼロになったら
少し視点を変えて、もし世界中のテレビの待機電力が完全にゼロになったら、どれくらいのインパクトがあるのか考えてみます。
EUの試算では、電気製品全体の待機電力をゼロに近づけることで、EU全体でさらに年間70億kWh程度の電力削減につながる可能性があるとされています。
これは一部の国・地域だけの数字ですが、世界規模で考えると、待機電力の削減が持つポテンシャルの大きさがうかがえます。
一台一台は小さくても、世界中で足し合わせると、決して無視できない規模になるというのは、興味深い視点です。
メーカー各社が取り組む「見えない省エネ設計」
テレビメーカー各社は、待機電力を減らすための工夫を、消費者が意識しないところで続けているとされています。
例えば、一定時間操作がないと自動的に電源を切る「無操作電源オフ機能」や、放送信号が来なくなると自動でオフになる「無信号電源オフ機能」などが、多くのテレビに搭載されています。
こうした機能は、消費者が特別な操作をしなくても、自動的に無駄な電気の消費を減らしてくれる仕組みだと言われています。
知らないうちに節電できているケースも多いというのは、少し意外に感じるかもしれません。
