「最新のテレビなら待機電力ゼロ」という誤解
「最近の省エネ家電なら、待機電力はゼロになっているはず」と思っている人も少なくないようです。
しかし実際には、最新の液晶テレビや有機ELテレビであっても、待機電力が完全にゼロというわけではありません。リモコン信号を受け取る回路が動き続けている以上、ごくわずかな電気は必要になります。
ただし、昔のテレビと比べると、待機電力の量そのものは技術の進歩によってかなり小さくなってきているとされています。
「ゼロではないが、昔より確実に減っている」というのが、実態に近い表現だと言えそうです。
1999年から今まで、待機電力はどう変わってきたのか
資源エネルギー庁は1999年度から、家庭の待機電力について継続的に調査を行ってきました。
調査は大きく分けて、実際に家庭にある機器を測定する方式と、メーカーが公表しているカタログ値を集める方式の2種類で行われてきたとされています。
長年の推移を見ると、家電メーカー各社の省エネ設計が進んだことで、機器1台あたりの待機電力は全体的に減少傾向にあると考えられています。
その一方で、家庭にある家電の「台数」自体は増えているため、家全体で見た待機電力の総量は、単純に減っているとは言い切れない部分もあるようです。
