「テレビ1台だけの話」ではなく、家全体で見るのが正解
ここまでの内容を整理すると、テレビ1台あたりの待機電力は0.1〜0.3ワット程度と、実はごくわずかです。年間の電気代にしても、数十円程度に収まることが多いとされています。
つまり「テレビの待機電力が意外に大きい」と感じられる正体は、テレビ1台単体の話ではなく、家じゅうの家電を合わせた「家庭全体」の話だったのです。
資源エネルギー庁の調査では、家庭全体の待機電力が年間約228kWh、家庭の消費電力全体の約5.1%を占めるとされています。テレビはその中の、あくまで一部でしかありません。
「テレビだけ気をつければ十分」と思っていた人にとっては、少し予想外の答えだったかもしれません。
専門的な調査データが示す、待機電力対策の本当の効果
資源エネルギー庁の報告書によると、家庭の家電の主電源オフを徹底した場合、待機電力は年間228kWhから184kWhへ、19%削減できるとされています。
さらに、コンセントを抜く、または節電タップで完全に電気を止めた場合には、待機電力は約49%も削減され、116kWhまで下がる可能性があると報告されています。
この数字は家全体の待機電力についてのものであり、テレビ単体の削減効果としては、正直なところそれほど大きくはありません。
では、テレビ以外にどの家電から手をつけるのが効果的なのか。次のページから、その具体的な中身を見ていきます。
