「運動しているから大丈夫」と思っていませんか?
毎日ウォーキングをしている、週に何回かジムに通っている。そんな運動習慣がある人ほど、「自分は座りっぱなしでも平気」と考えがちです。
ですが最近の研究では、たとえ運動をしていても、それ以外の時間にずっと座り続けていると、体への負担は思ったほど減らないと報告されています。運動と「座りすぎ」は、実はまったく別の問題として考える必要があるようです。
つまり今回のテーマは「運動不足の話」ではありません。運動している人にも関係がある、座り方そのものの話です。
日本人の座っている時間は、世界でいちばん長いという調査結果も
オーストラリア・シドニー大学のバウマン氏らが2011年に発表した、世界20カ国を対象にした調査があります。平日1日あたりの座位時間を比較したところ、20カ国の平均は300分だったのに対し、日本は約420分、時間にして7時間ほどでした。
この結果は、調査した国と地域の中で最も長い数字だったとされています。デスクワークが多いこと、通勤や移動の時間が長いことなど、理由はいくつか考えられますが、日本で暮らす私たちにとって「座りすぎ」は決して他人事ではなさそうです。
では、座る時間が長いと、具体的に何が起きるのでしょうか。次のページから、少しずつ詳しく見ていきます。

