「何分おきに」動けばいいのか、世界の指針を見てみると
WHOが2020年に発表した身体活動・座位行動に関する指針では、長く座り続けることをできるだけ避け、こまめに座位を中断することが勧められています。ただし、この指針の中で「何分おきに」という一律の数字が強調されているわけではありません。
一方で、実際の医療現場や研究の場では、もっと具体的な数字が目安として使われることがあります。厚生労働省の関連資料や、日本の医療機関が公開している健康情報でも、ある共通した数字がたびたび登場します。
次のページで、いよいよその数字と、根拠になった研究を具体的に紹介します。
WHOも指摘する「座りすぎを中断すること」の重要性
あらためて整理すると、座りすぎ対策で大切なのは「運動量を増やすこと」以上に、「座り続ける時間を、こまめに中断すること」だという点です。これは日本だけでなく、WHOの指針を含め、世界的にも共通して語られている考え方です。
ここまでの内容を踏まえると、必要なのは激しい運動ではなく、日常の中でこまめに立ち上がる習慣だということが見えてきます。では、具体的にはどのくらいの間隔を目安にすればよいのでしょうか。
ここからは、実際の研究データをもとに、その目安となる数字を紹介していきます。
