世界にはもっと極端な「座りすぎ」の実態もある
先ほど紹介したイギリスの調査では、成人の平均座位時間は1日およそ9時間近くと報告されています。日本の平均である7時間よりも長く、腰や首、筋肉のトラブルによる欠勤が、企業にとって年間で大きな経済的損失につながっているとも指摘されています。
座りすぎは、体の不調だけでなく、働く現場そのものにも影響を与える問題として扱われ始めているようです。だからこそ、企業側でもさまざまな工夫が広がっています。
実際、職場ではどのような取り組みが行われているのでしょうか。
職場で広がる「立ちミーティング」「昇降デスク」という工夫
海外では、会議を立ったまま行う「ウォーキングミーティング」や、オンライン会議に立って参加するという工夫が広まっているといわれています。座りっぱなしの会議に比べて、時間が短く済みやすいというメリットも指摘されています。
また、高さを変えられる昇降式のデスクを導入し、立って作業する時間を意識的に作る職場も増えてきました。用事があるときにあえて内線を使わず歩いて行く、資料を取りに行くついでに少し遠回りする、といった小さな工夫を紹介する健康情報も見られます。特別な道具がなくても、日常の動き方を少し変えるだけで、座り続ける時間を区切ることはできそうです。
では、こうした工夫を自分の生活に取り入れるには、どこから始めればいいのでしょうか。
