野球でこれほど差がつくのはなぜ?
今回のTOP5のうち、2人は野球の選手でした。どちらもアメリカの大リーグでプレーしています。
日本のプロ野球と、アメリカの大リーグでは、お金の規模がまったく違います。ITmediaビジネスオンラインの記事によると、2018年の時点で、日本のプロ野球の市場規模は約1800億円でした。これに対して、大リーグは約1兆5000億円です。およそ8倍の差があります。
市場規模とは、その業界全体でどのくらいのお金が動いているかを表す数字です。
お金の規模が大きければ、選手に払える額も大きくなります。大リーグでは、テレビの放送権や、球場での収入、グッズの売り上げなどが大きく伸びてきました。
その結果、大リーグの年俸は日本とは比べものにならない水準になっています。ヤンキース時代の田中投手の2200万ドルも、今の大リーグではトップクラスとは言えない額です。
ところが、この差は昔からあったわけではありません。
30年前は日米にそれほど差がなかった
実は、日本のプロ野球と大リーグの差は、30年ほど前まではそれほど大きくありませんでした。
ITmediaビジネスオンラインの記事によると、1995年の時点では、日本のプロ野球の市場規模は約900億円、大リーグは約1500億円でした。差は2倍にも届いていません。
1995年といえば、野茂英雄投手がドジャースに入った年です。日本人選手が大リーグに挑戦する流れは、この頃から始まりました。
その後の約20年で、大リーグは市場規模をおよそ10倍に伸ばしました。一方、日本のプロ野球は2倍ほどにとどまっています。
記事では、この差が開いた大きな理由として、国全体の経済の伸びの違いを挙げています。アメリカの経済が大きく成長する間、日本の経済はなかなか伸びませんでした。
つまり、日本のトップ選手が海外を目指すのは、実力を試すためだけではありません。お金の面でも、国内にとどまる場合とは大きな差があるのです。
では、日本国内で稼ぐことには、どんな限界があるのでしょうか。
