賞金とスポンサー収入の差は「45倍」
大坂選手の年収は、そのほとんどが企業との契約によるものです。
THE ANSWERが伝えたフォーブスの女子選手の番付(2022年12月発表)では、大坂選手の年収は5110万ドルでした。このうち、大会の賞金などは110万ドルで、企業との契約などは5000万ドルでした。企業からのお金は、賞金の45倍以上にあたります。
同じ年の5月に発表された番付とは集計の期間が違うため、金額も少し違います。それでも、ほぼすべてが試合以外の収入だという点は変わりません。
この年の大坂選手は、けがなどで思うように大会に出られない時期がありました。それでも、女子選手の年収トップを3年続けて守っています。
スポーツ選手の年収は、成績が悪い年には下がるのがふつうです。大坂選手の場合は、試合の成績と収入がほとんど結びついていませんでした。
では、なぜ企業はそれほど大坂選手にお金を出したのでしょうか。
なぜ企業は大坂選手を選んだのか
大坂選手が多くの企業から選ばれた理由について、よく挙げられる見方をいくつか紹介します。
1つ目は、世界中で知られていたことです。大坂選手は、日本人の母とハイチ出身の父のもとに生まれ、アメリカで育ちました。日本だけでなく、アメリカや世界中の人に知られた存在でした。
2つ目は、企業の数の多さです。フォーブス・ジャパンによると、2020年の時点で、日産自動車、資生堂、ヨネックスなど15社と契約していました。
3つ目は、選手としての活動以外にも手を広げたことです。報道では、化粧品のブランドを立ち上げたり、映像の制作会社を作ったりしたことが伝えられています。
広告の専門家の間では、「強さ」に加えて「その人らしさ」が伝わる選手は企業に選ばれやすい、という見方が一般的です。大坂選手はまさにその代表と言えます。
ここまでで、3人がテニスとゴルフの選手でした。残るは2人です。そして、ここから先の2人はどちらも野球の選手です。第2位は、日本で予想していた人が少ないかもしれない選手です。
