「江戸」も「YEDO」だった…「円」が「YEN」になった本当の理由が謎すぎる

当サイトは、広告収益により運営されています。

なぜ100年以上前の表記が今も変わらないのか

ここまで見てきたように、「YEN」という表記が生まれた正確な理由は、今もはっきりとはわかっていません。それでも不思議なのは、明治時代に決まったとされるこの表記が、150年以上たった今も、そのまま使われ続けているという点です。

理由がわからないなら、途中で「EN」に修正されてもよさそうなものですが、実際にはそうなっていません。

これには、言葉のつづりが持つ、ある性質が関係していると考えられています。

言葉のつづりは一度定着すると変わりにくいという性質

一般的に、言葉のつづりや表記は、いったん広く使われて定着してしまうと、あとから変更するのが難しくなるといわれています。すでに多くの人が「YEN」という表記を覚え、貿易や取引の書類、辞書、地図など、あらゆる場所で使われてしまっているためです。

今さら「EN」に変えようとすれば、かえって混乱を招いてしまいます。

こうした「一度広まった表記は変えにくい」という性質は、「YEN」に限らず、世界中の言葉にも共通して見られる現象だとされています。次のページでは、いよいよこれまでの説を整理しながら、現在わかっていることをまとめていきます。

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20
友人にシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

「知ってよかった。誰かに話したくなる。」を合言葉に、暮らし・歴史・言葉・お金・身体・食べ物など、身近だけど意外と知らない雑学を日々調査してお届けしているBest For Youの編集チームです。難しいテーマもわかりやすく、読み終わった後につい誰かに話したくなるような記事づくりを心がけています。