なぜ不幸が続いた?「呪われている」と語り継がれる場所・物20選、その正体とは?

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⑭ロバート・ザ・ドールは、今も博物館で展示されている

「ロバート・ザ・ドール」は、米国フロリダ州キーウェストのフォート・イースト・マーテロー博物館で展示されている人形です。高さは約40インチ、木毛を詰めた手作りの人形で、20世紀初頭にドイツのステファン社で作られたものとされています。少年ユージン・オットーの身近な存在だったことから、少年と人形の間に特別な関係があったという伝承が残っています。

幼いユージンが何か悪いことをすると、「ロバートがやった」と人形のせいにしていたという話もあります。大人になってからも、人形が勝手に動いた、表情が変わったなどの体験談が語られました。1994年に博物館へ寄贈されると、写真機器が不調になったという話や、写真を撮った後に不運が起きたと訴える手紙が届くようになったと、博物館側は紹介しています。

人形が寄贈された1994年以降、博物館ではそれまでとは違う形で噂が広がりました。来館者が撮影した写真や手紙が新しい体験談として蓄積され、「怖い人形」というイメージがさらに強くなったのです。

「写真を撮るときは許可を取る」という独特のルール

現在のロバート・ザ・ドールには、「写真を撮る前に許可を求め、無礼なことをしたら謝る」という有名な習慣があります。博物館には、写真を撮った後に事故や災難が起きたとして、ロバート宛てに謝罪する手紙が届くとされています。

ただし、写真を撮ったことと、その後の不幸に因果関係があると確認されたわけではありません。人は「写真を撮った後に嫌なことが起きた」という出来事を、強く印象に残して結びつけることがあります。こうした体験談が積み重なると、今度は「怖い人形」という前提で新しい体験が解釈されます。次は、さらに強烈で、博物館でも「座らせない」ようにされている椅子の話です。

一方で、ロバートは現在も正式な博物館資料として保存されています。超常現象を信じる人だけの対象ではなく、キーウェストの風変わりな歴史を語る収蔵品として扱われている点も特徴です。

なお、博物館側も超常現象の原因を断定しているわけではありません。伝説をそのまま展示するのではなく、さまざまな人がどう感じてきたかも含めて、地域文化の一部として扱っている点が特徴です。

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この記事を書いた人

「知ってよかった。誰かに話したくなる。」を合言葉に、暮らし・歴史・言葉・お金・身体・食べ物など、身近だけど意外と知らない雑学を日々調査してお届けしているBest For Youの編集チームです。難しいテーマもわかりやすく、読み終わった後につい誰かに話したくなるような記事づくりを心がけています。