偉人の最期がまさかすぎる…歴史上の人物の意外な死因10選

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2人目は「雪で鶏肉を保存する実験」をした人物

17世紀のイギリスで活躍したフランシス・ベーコンは、哲学や法律、政治など幅広い分野で活動した人物です。経験を重視する考え方を広め、後の科学の進め方にも大きな影響を与えました。その彼の最期には、研究者らしい好奇心が関係したという有名な話があります。1626年、雪の降る日に移動していたベーコンは、雪が肉を保存する働きを持つか確かめようと考えました。

ベーコンは途中で馬車を止め、鶏を買い、その中に雪を詰めました。現代から見ると奇妙な実験ですが、当時は食品を長く保存する方法を探ること自体が重要な課題でした。問題は、その直後に体調を崩したことです。彼は知人の屋敷に運ばれ、しばらくして亡くなりました。そこで「実験が死因だった」という印象的な話が生まれました。

この話が残った理由は、ベーコン本人の思想と行動がきれいにつながって見えるからでしょう。「思いついたら実際に試す」という姿勢が、最期の場面にも表れているように感じられます。ただし、後世の伝記がドラマチックな描写を加えている可能性は残ります。出来事の順番は比較的はっきりしていても、細部まで同じ確かさとは限りません。

実験のあとに亡くなったことと、死因は同じではない

ベーコンについては、雪を使った実験のあとに体調が悪化し、数日後に亡くなったという古い記録があります。18世紀に書かれた伝記的な記述などでは、寒さによって呼吸器の病気を起こしたという流れが示されています。現在の資料では、死亡した日付は1626年4月9日で、肺炎で亡くなったと説明されることが一般的です。

ここで注意したいのは、「実験をしたから肺炎になった」と断言できるわけではないことです。実験と発症の時間的な近さは面白いのですが、医学的な因果関係を証明する記録ではありません。当時の人々がその出来事をどのように語ったかと、現在の医学的な見方は分ける必要があります。科学を重んじた人物だからこそ、最期まで実験していたという物語が印象に残ったのでしょう。

ベーコンの例では、時間の近さが「原因」に見えてしまう点が重要です。実験をした直後に悪化したため、二つの出来事が一続きの話として伝わりました。しかし現代の医学でも、ある行動の直後に症状が出たからといって、必ずその行動が原因だとは限りません。歴史を読むときにも、この基本は同じです。

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この記事を書いた人

「知ってよかった。誰かに話したくなる。」を合言葉に、暮らし・歴史・言葉・お金・身体・食べ物など、身近だけど意外と知らない雑学を日々調査してお届けしているBest For Youの編集チームです。難しいテーマもわかりやすく、読み終わった後につい誰かに話したくなるような記事づくりを心がけています。