期限が2日過ぎた食品。あなたなら、食べる?捨てる?
冷蔵庫の奥から、賞味期限が2日過ぎた食品が出てきた。見た目もにおいも、いつもと変わらない。それでも「期限切れだし、もし何かあったら…」と迷った末に、ゴミ箱へ。そんな経験がある人は、決して少なくないはずです。
パッケージに印刷された日付は、多くの人にとって「ここまでなら食べても大丈夫」という”最後のライン”のように見えています。1日でも過ぎれば、急に危ないものに変わってしまうような気がするものです。
ところが、この日付はそもそも”ギリギリの限界”として決められているわけではありません。メーカーが検査で確かめた期限よりも、あえて手前に設定するのが基本とされてきたのです。
では、実際にはどれくらい短めにされているのか。そして2025年、国はこの決め方そのものを大きく見直していました。毎日目にしている小さな日付の裏側には、意外と知られていない”ルール”が隠れています。
数字データ「少しでも過ぎたら捨てる」人は、実は少数派
消費者庁が2024年3月に全国の1万人を対象に行った調査では、賞味期限を過ぎた食品をどうするかについても尋ねています(複数回答)。
最も多かったのは「少し過ぎたくらいであれば、そのまま食べる」で65.7%。一方、「少しでも過ぎていたら処分する」と答えた人は6.6%にとどまりました。
ほかにも、「長期間過ぎていたら処分する」が34.2%、「見た目やにおいなどを確認したうえで判断する」が16.3%となっています。多くの人が、期限を”絶対の線”ではなく”目安”としてとらえていることがうかがえます。
とはいえ、「少しなら大丈夫」と感覚で判断している人がほとんどで、その根拠まで知っている人は多くないはずです。そもそも賞味期限の正しい意味は、どれくらい知られているのでしょうか。
