5位はオレオレ詐欺、2026年7月末までに2,350件
5位はオレオレ詐欺です。令和8年1月から7月末までの認知件数は2,350件で、被害額は84.2億円でした。家族や警察官、弁護士などを装い、事件や事故の示談金などを名目にお金を求めるのが代表的な形です。昔から知られている手口ですが、名前だけが古くなったわけではありません。現在も確認されており、電話の中で本人確認を急がせたり、「今日中に必要」と時間を区切ったりして、考える余裕を奪う形に変化することがあります。
「オレオレ」という名前から、必ず「俺だよ」と名乗ると思う必要はありません。家族を装うだけでなく、警察官や弁護士など別の立場の人物が登場し、話をつないで信じ込ませることもあります。電話の相手が誰を名乗るかより、「電話の中でお金の判断を迫られている」という事実に気づくほうが重要です。名前に慣れている手口ほど、油断しないようにしたいところです。手口の名前を知っているだけでは十分ではありません。電話の中で「確認する前にお金を動かす」よう求められたら、そこで対応を止めることができます。
「家族の緊急事態」が本物か確認する
オレオレ詐欺で怖いのは、最初の電話だけで判断しようとしてしまうことです。「声がいつもの家族に似ている」「仕事で困っているらしい」と感じても、その電話自体が本人からのものとは限りません。警察庁も、家族を名乗る連絡を受けた場合は、いったん電話を切って家族本人へかけ直すよう呼びかけています。あらかじめ家族間で「お金の話が出たら必ず別の番号にかけ直す」と決めておくと、電話中に迷いにくくなります。
次の順位では、電話よりもゆっくり始まるタイプが登場します。確認の電話をするときは、相手が最初に伝えてきた電話番号へ折り返すのではなく、普段使っている家族の連絡先を選びます。登録番号が変わっていないか、家族以外の親族にも確認できるようにしておくと安心です。電話がつながらない場合でも、本人確認ができるまで送金しないというルールを優先しましょう。焦らされても、確認できるまで待つこと自体は悪い対応ではありません。それだけに、昔から知られた名前でも現在の被害例を知っておくことに意味があります。
