小銭とお札、ルールの違いをまとめると
ここで、小銭とお札のルールの違いを整理しておきます。小銭(貨幣)は、同じ種類なら一度に20枚まで。21枚目からは、お店が受け取りを断ることができます。
お札(日本銀行券)は、法律で「無制限に通用する」と決められています。1万円札で1円の買い物をしても、千円札を何枚出しても、法律上は有効な支払いです。
ただし、どちらの場合も、お店が「売る」と決める前であれば、契約自由の原則によって販売を断ることはできます。また、事前に支払い方法の条件が示されていれば、それに従うことになります。
一度受け取ったあとは、お店はお釣りを渡さなければなりません。この流れを知っておけば、レジで1万円札を出すときにも、必要以上に気をつかう必要はないでしょう。
Q. 聖徳太子の1万円札で払ったら、お店は断れる?
A. 弁護士ドットコムニュースで解説した弁護士は、古いお札についても、事前の合意がなければ、原則として受け取りを拒否することはできないという趣旨の説明をしています。
聖徳太子の1万円札も、今も有効な日本銀行券です。法律上は、新しい渋沢栄一の1万円札と同じように「無制限に通用する」お金です。
一方で、同じ弁護士は、お店が「現在流通しているお札でしか売らない」と事前に示すことも可能だ、としています。見慣れない古いお札は、偽札かどうかの確認にも手間がかかるからです。
トラブルを避けたいなら、古いお札は日本銀行の本店や支店で、今のお札に交換してもらうのが確実です。日本銀行も、発行されていないお札は交換できると案内しています。
