その部屋干し臭、洗い直しても消えない”本当の理由”とは

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正体は「菌」ではなく、菌が作り出す“におい物質”だった

お待たせしました。ここまで集めてきた情報を踏まえて、部屋干し臭の正体をお伝えします。

実は、あの雑巾のようなにおいは「菌そのもののにおい」ではありません。

国内の研究によって、生乾き臭の原因となる菌は「モラクセラ菌(モラクセラ・オスロエンシス)」という、人の皮膚や身の回りにごく普通に存在する常在菌だとわかっています。

このモラクセラ菌自体には、においはありません。においが生まれるのは、この菌が衣類に残った皮脂や汗を栄養にして増える過程で、「4-メチル-3-ヘキセン酸」というにおい成分を作り出すからだとされています。

つまり、私たちが感じているのは「菌のにおい」ではなく「菌のフンのような排出物のにおい」に近いというわけです。菌ではなかった、というタイトルの意味は、ここにあります。

なぜこの物質だけがそこまで強く臭うのか

4-メチル-3-ヘキセン酸は、ごくわずかな量でも人の鼻が強く反応しやすい成分だといわれています。

タオル1枚分程度のわずかな量でも、部屋全体がにおうように感じられるのはこのためだと考えられています。

「雑巾のようなにおい」と表現されることが多いのも、この物質特有のにおいの質によるものとされています。

洗剤や柔軟剤の香りでごまかそうとしても、においの質がまったく違うため、根本的な解決にはなりにくいこともあるようです。

では、なぜ洗濯をしてもこの菌や成分が完全には落ちないのでしょうか。次のページで解説します。

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この記事を書いた人

「知ってよかった。誰かに話したくなる。」を合言葉に、暮らし・歴史・言葉・お金・身体・食べ物など、身近だけど意外と知らない雑学を日々調査してお届けしているBest For Youの編集チームです。難しいテーマもわかりやすく、読み終わった後につい誰かに話したくなるような記事づくりを心がけています。