「部屋の空気がこもっているから臭う」は半分正解、半分誤解
「部屋の空気がこもっているから洗濯物が臭う」と思っている方も多いようです。
これは間違いではありませんが、正確には少しずれています。
空気がこもっていること自体がにおいを作っているわけではなく、空気の流れが悪いと洗濯物が乾きにくくなり、結果として菌が増える時間が長くなる、という順番だと考えられています。
換気をよくしても洗濯物同士がぴったりくっついた状態で干していれば、乾きにくさは変わらないため、においが残ることもあります。
「空気を入れ替える」ことと「洗濯物自体を早く乾かす」ことは、似ているようで少し違うポイントだと覚えておくとよさそうです。
汗のにおいと部屋干し臭、実は似ている部分がある
汗をかいた服から感じるにおいと、部屋干しをした洗濯物から感じるにおいは、まったく別物のように思われがちです。
しかし国内の洗剤メーカーの研究では、汗をかいた後の衣類のにおいと、部屋干し特有のにおいに、共通する原因菌がかかわっている可能性が報告されています。
どちらも、皮膚の常在菌が汗や皮脂を分解する過程で生まれるにおい成分が関係しているとされています。
つまり「洗濯物の生乾き臭」と「着ているうちに出てくる汗臭さ」は、根っこの部分でつながっているケースがあるということです。
この「共通する菌」が実は今回のテーマの核心にかなり近い存在です。次のページ以降で少しずつその正体に迫っていきます。
