「よく噛むだけ」でここまで変わる?早食いとの違い12選!!

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早食いの人ほど肥満傾向がみられる理由

食事の速さと体型には、意外なつながりがあります。厚生労働省の「e-ヘルスネット」では、愛知県内の35~69歳の成人を対象にした調査で、食べる速度が速い人ほどBMIが高い傾向が報告されています。摂取エネルギー量や年齢、喫煙、運動、飲酒などを調整したあとでも関連がみられました。ただし、この種の調査は「早く食べるから肥満になる」と原因まで証明するものではありません。

それでも注目されるのは、食べ終わるまでの時間が短いと、満腹感を感じる前に食事量が増えやすいからです。体が「もう十分」と知らせるまでには少し時間がかかります。ひと口ごとの噛む回数を増やすことは、特別な道具を使わずに食事の速度をゆるめる方法の一つです。つまり、よく噛むことの意味は、口の中だけで完結する話ではありません。

なお、BMIは身長と体重から算出する体格の指標で、脂肪の量を直接測るものではありません。したがって、この調査結果も「早食いの人は脂肪が多い」と単純に言い換えるのではなく、体格との関連として受け止めるのが適切です。早食いを見直す価値はありますが、数字だけで人の健康状態を判断しないことも大切です。

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「30回」は絶対の正解ではない

日本では「ひと口30回」がよく知られています。これは厚生労働省が進めてきた「噛ミング30(カミングサンマル)」という啓発活動に由来する目安です。30回という数字は、すべての料理を一律に30回噛めば医学的に最適という意味ではありません。食品の硬さや大きさ、歯や口の状態によって、必要な回数は変わります。

たとえば、やわらかい豆腐と、根菜を使った煮物では、口の中でまとまるまでの時間が大きく違います。大切なのは数字を競うことより、飲み込める大きさになるまで落ち着いて噛むことです。この考え方なら、30回に届かない日があっても無理なく続けられます。では、そもそも「噛む」という動作で、体の中では何が起きているのでしょうか。

農林水産省も現在の食育の取り組みで「30回を意識してゆっくり噛む」ことを紹介しています。これは実践しやすい合図として便利です。たとえば数えてみて20回ほどで十分に細かくなった食品なら、無理に増やす必要はありません。目安を使いながら、自分の食べ方を観察することがポイントです。

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この記事を書いた人

「知ってよかった。誰かに話したくなる。」を合言葉に、暮らし・歴史・言葉・お金・身体・食べ物など、身近だけど意外と知らない雑学を日々調査してお届けしているBest For Youの編集チームです。難しいテーマもわかりやすく、読み終わった後につい誰かに話したくなるような記事づくりを心がけています。