第6位 ホッキョククジラは200年以上生きる
ホッキョククジラは、現代に生きる哺乳類の中で最も長寿と考えられている種類です。NOAAによると、100年を大きく超えて生き、200年以上に達する可能性があります。年齢を知る手がかりになったのが、過去の捕鯨で見つかった古い銛の先端です。19世紀以前に使われた石製の銛が体内から見つかった個体があり、非常に古い時代から生きていたことが分かりました。その後、体内の変化を使って年齢を推定する方法も進歩しています。
つまりホッキョククジラは、歴史資料と科学的な分析の両方から長寿が裏付けられてきた動物です。しかも、哺乳類という私たちに近いグループで200年以上という数字が出てくるため、特別な驚きがあります。ホッキョククジラは厚い脂肪を持ち、氷のある海でも暮らせる大型のクジラです。大きな体を維持するには多くの食べ物が必要ですが、北極海の季節変化に合わせて餌を得ながら生活しています。
同じ種類でも個体差があるため、この年齢をすべての個体に当てはめるのではなく、記録として受け取る必要があります。
長生きのクジラが暮らす場所
ホッキョククジラは北極圏の冷たい海で一年を通して生活します。体は大きく、厚い脂肪の層を持つため、極寒の環境にも対応できます。また、メスはおよそ25歳で性成熟し、その後も数年おきに一頭の子を産みます。短期間で数を増やすタイプではありません。長い時間を生きながら、条件のよい年に繁殖する戦略と見ることができます。長寿の背景には、遅い成長やゆっくりした生活だけでなく、体の修復能力も関係している可能性があります。
NOAAは、DNAの傷を修復する遺伝子が寿命の長さに関係している可能性にも触れています。ここから上位になると、200年を超える数字がさらに現実味を失っていきます。ホッキョククジラの暮らす海では、冬に海氷が広がり、季節によって餌の条件も変わります。こうした環境変化に対応しながら長い生涯を送ることから、単純な「寒さ」だけで寿命を説明することはできません。
自然界の長寿には例外も多く、今後の研究によって数字や順位の見え方が変わる可能性もあります。
