第7位 ルーガイ・ロックフィッシュは200年超
ロックフィッシュと呼ばれる魚の仲間には、驚くほど寿命の長い種類があります。その代表がルーガイ・ロックフィッシュ、つまりRougheye rockfishです。研究では200年以上生きる個体が知られており、205歳という記録が報告された例もあります。ただし、この魚の年齢測定には注意が必要です。魚の耳の奥にある耳石の成長線を数えて年齢を推定しますが、非常に高齢になると輪の読み取りが難しくなります。
実際に、200歳を超えるとされた個体が後の検証で若く見積もられた例もあります。そのため「205歳」はすべての研究者が同じ強さで認める確定値とは限りません。今回は、200年を超える寿命が繰り返し報告されていることを重視して順位に含めます。数字だけでなく、測定方法まで見ることが大切です。ロックフィッシュは日本近海を含む北太平洋にも分布する仲間です。
魚の年齢は耳石の輪から調べますが、高齢になるほど輪が密になり、読み取りが難しくなるため、年齢記録には慎重さが求められます。
魚なのに200年以上生きるのはなぜ?
ロックフィッシュの不思議は、近い仲間でも寿命がまったく違うことです。同じ属の魚でも、10年ほどしか生きない種類がいる一方、ルーガイ・ロックフィッシュは200年以上に達します。長寿の種類には、成長が遅い、成熟が遅い、深い海に暮らす、といった特徴が重なります。研究では、体の大きさだけでは説明できないほど寿命に大きな差があることが示されています。つまり「大きな魚ほど長寿」という単純な話ではありません。
この魚の存在は、生物の寿命が遺伝と環境の組み合わせで大きく変わることを教えてくれます。そして、200年を超える魚がいるとなると、哺乳類の長寿記録も気になってきます。次は北極海を泳ぐ巨大なクジラです。研究では、同じロックフィッシュの仲間でも寿命に大きな差があることが分かっています。遺伝的な違いに加えて、暮らす深さや成長速度などが組み合わさり、極端な長寿につながっていると考えられています。
こうした記録は一つの数字だけで決まるものではなく、調べ方と対象の定義まで含めて読むことが大切です。
