第8位 ジョナサンは194歳と推定される
陸上の生き物から一頭選ぶなら、セントヘレナ島で暮らすゾウガメのジョナサンは外せません。ギネス世界記録では、2026年時点で推定194歳とされ、現生の陸上動物として最古級の記録を持っています。ジョナサンの生年は、出生記録から直接分かったわけではありません。1882年にセントヘレナ島へ来た時点で、すでに完全に成長した個体だったことから、少なくとも50歳ほどだったと考えて年齢が推定されています。
さらに1880年代の古い写真も、推定を裏付ける材料になっています。つまり「194歳」は戸籍のように一日単位で確定した数字ではありません。それでも複数の証拠を使ってかなり古い個体であることが分かるため、長寿動物の代表例として世界的に知られています。ギネス世界記録では2026年時点で194歳とされ、長く同じ島で暮らしてきた記録も残っています。古い写真と現在の姿を比べられるため、長寿の話を具体的にイメージしやすい個体です。
歴史の教科書より長く生きているカメ
ジョナサンが特に驚かれる理由は、単に200年近く生きていることだけではありません。1832年ごろに生まれたとすれば、蒸気機関の利用が広がり、電灯や電話、自動車、コンピューター、インターネットといった技術の変化を生きたことになります。もちろん、ジョナサンが人間の歴史を理解しているという意味ではありません。ここで面白いのは、一頭の動物が私たちの社会では何世代にもわたる時間を経験していることです。また、長寿のカメ類は一般に成長がゆっくりです。
長い期間をかけて体を大きくし、外敵から身を守れる大きさになることが、寿命の長さと関係していると考えられています。次は、同じく200年級でも、もっと深い海の底に暮らす魚が登場します。ジョナサンの記録が興味深いのは、年齢を証明する証拠が歴史資料にも残っていることです。1880年代の写真を見ると、少なくともその時点ですでに成体だったことが分かり、推定年齢の手がかりになります。
