1908年、大隈重信が投げた”最初の始球式”
この日本最初の始球式で投げたのは、政治家であり早稲田大学の創設者としても知られる大隈重信でした。
野球経験のない人物が投げたこともあり、その投球はストライクゾーンから大きく外れていたと伝えられています。
それでも、打者を務めた山脇正治という選手は、その球に対してバットを振ったとされています。
この一振りが、後の日本式始球式の慣例を生むきっかけになりました。
始球式でわざと空振りするのは”礼儀”だったという由来
大隈重信の投球にバットを振った山脇選手の行動には、理由があったとされています。
ストライクゾーンを外れた球であっても、投げてくれた相手への「敬意を表すため」に、あえて空振りをしたと伝えられています。
この振る舞いが、日本の始球式で「多少ボールが外れていても打者は空振りをする」という、独特の慣習として受け継がれていったようです。
普段何気なく見ている光景に、100年以上前の一つのエピソードが背景にあったということになります。
