日本三大盆踊りは阿波・郡上・西馬音内
日本三大盆踊りとしてよく挙げられるのは、徳島県の阿波おどり、岐阜県の郡上おどり、秋田県羽後町の西馬音内盆踊りです。郡上市や羽後町の観光・自治体資料でも、この三つが日本三大盆踊りとして紹介されています。盆踊りは地域の先祖供養や祭礼と結び付いて発展してきたため、踊り方だけでなく衣装や囃子にも土地ごとの違いが表れます。
阿波おどりは大人数で連になって踊る姿が有名です。郡上おどりは夜通し踊る「徹夜おどり」がよく知られています。西馬音内盆踊りは編み笠や端縫い衣装、かがり火のもとで踊る幻想的な雰囲気が特徴です。三つとも盆踊りですが、見た目も参加の仕方もかなり違います。
盆踊りは、観客として見るだけでなく、参加できることが大きな特徴です。特に郡上おどりは参加型の文化として知られ、踊り方を覚えて輪に入る人もいます。祭りによっては観光客が参加しやすい日や時間帯が設けられることもあり、地域文化との距離が近い行事です。
西馬音内盆踊りには長い保存の歴史がある
西馬音内盆踊りは、1981年に国の重要無形民俗文化財に指定されました。羽後町の説明によると、戦後の1947年には保存会が結成され、踊りや囃子の伝承が続けられています。踊りを「見る祭り」にする工夫も積み重ねられ、現在の独特な衣装や演奏形態が形づくられてきました。
盆踊りには、地域の人が受け継いできた生活文化がそのまま残ります。音楽、衣装、振り付け、開催時期などが一体になっているため、一部だけを切り出すと本来の意味が見えにくくなります。三大盆踊りを比べると、全国どこでも同じ踊りなのではなく、土地ごとに進化してきた文化だと分かります。次は、夜空を舞台に競技性もある日本三大花火です。
西馬音内盆踊りの衣装は、踊りそのものと同じくらい印象的です。端縫い衣装は古い布をつなぎ合わせた独特の美しさがあり、編み笠や彦三頭巾も含めて一体の装いになっています。音と動きだけでなく、衣装まで含めて一つの文化として受け継がれているのです。
