「約9割が役に立った」という数字の読み方
#7119について、消防庁は導入自治体の利用者アンケートで、約9割が「役に立った」と感じたと紹介しています。約9割という数字は、相談が多くの人の助けになっていることを示す材料です。
ただし、全国の利用者全員を同じ方法で調べた結果ではありません。導入自治体のアンケートをもとにした数字なので、「誰でも必ず満足する」とまでは言えません。公表された数字は、どんな調査なのかと合わせて読む必要があります。
それでも、相談先が分からず一人で悩む状況を減らすという意味はあります。電話の結果が「すぐ受診」になることもあれば、「今は自宅で様子を見て、変化があれば再度対応する」という助言になることもあります。どちらの場合も、助言は電話で聞き取った情報に基づくものです。状態が変わったときに備え、悪化したら再相談や119番へ切り替える意識も忘れないでください。
こんな症状は、#7119より119番を優先する
#7119は「迷ったとき」の相談先ですが、明らかに緊急性が高い場合に、先に電話する窓口ではありません。東京消防庁は、緊急性が高いと思ったときは119番へ通報するよう案内しています。意識がない、呼吸が苦しい、突然の強い胸痛などがあれば、相談の順番を考えるより救急車を呼んでください。
突然顔の片側がゆがむ、片腕に力が入らない、ろれつが回らないといった変化や、大きなけが、止まらない出血も早い対応が必要なサインです。少し落ち着いたように見えても、自己判断で様子を見るのは避けてください。
通報したら、まず場所と、何が起きているかを伝え、担当者の質問に順番に答えます。住所がすぐに分からなければ、建物名や近くの目印、交差点など、分かる情報を伝えてください。応急手当について指示があれば、その案内に従います。「迷惑かもしれない」という遠慮を、通報をためらう理由にしないことも重要です。
