「#7119」の実施地域は、全国一律ではない
夜の11時、家族が急におなかを押さえて動けなくなったとします。救急車を呼ぶほどなのか、朝まで待てるのか。本人が「大丈夫」と言っていても、顔色が悪ければ迷うものです。こんな場面で、頭に浮かぶ番号の一つが「#7119」ではないでしょうか。
総務省消防庁の公式案内には、#7119の実施地域ごとに利用対象や受付時間が掲載されています。つまり、番号を知っているだけでは、いざというときに利用できるとは限りません。
夜の急病では、症状そのものに加えて「救急車を呼んで大げさではないか」「近所に迷惑ではないか」という迷いも重なります。けれど、遠慮してよい場面と、迷わず助けを求めるべき場面は同じではありません。まずは自分の地域で使える相談先を確かめておくことが、いざというときの備えになります。
救急車を呼ぶか迷う夜、何を基準に考える?
夜間に判断を難しくするのは、症状の重さを自分だけでは見分けにくいことです。発熱や腹痛のような身近な症状でも、始まり方や痛み、その後の変化で緊急度は変わります。会話できているからといって、必ずしも安心とは言い切れません。
「救急車を呼ぶほどではない」と決めつけないことも大切です。意識がない、呼吸が苦しい、突然の強い胸の痛み、顔や手足の片側が動かしにくい、言葉が出にくいといった異変がある場合は、相談先を探すより119番を優先してください。迷っている時間そのものが、対応を遅らせることもあります。
一方で、危険なサインがはっきりせず、受診すべきか決められないときもあります。そんなとき、いきなり病院を探す以外に、頼れる手段はあるのでしょうか。ここで押さえたいのは、#7119という番号が知られていても、住む場所や時間によって条件が変わるという点です。夜中の2時でも使えるかどうかは、全国共通ではありません。
