症状名より先に「いつから」を伝える
電話相談では、症状の始まった時刻が役立ちます。「おなかが痛い」だけでなく、「夕食後から痛み、30分ほどで強くなった」と伝えると変化が分かります。正確な時刻が不明なら「午後10時ごろ」など、おおよその目安で構いません。始まった時刻と悪化した時刻を分けるのも有効です。
今できなくなっていることも伝えます。歩けるか、会話が普段どおりか、息苦しさや痛みが続いているか。家族について相談するなら、年齢、持病、薬、アレルギーも分かる範囲で用意しましょう。すべてを一度に説明せず、質問されたことに答えれば十分です。
メモを作るなら、「誰が」「何歳」「いつから」「どんな症状」「今どう変化しているか」の5項目が基本です。スマートフォンのメモでも紙でも構いません。ただし、意識がない、息が苦しい、突然の激しい胸痛など、緊急性が高そうな症状があるときは、メモ作りに時間を使わず119番へ。記録は通報や相談を遅らせない範囲で行ってください。
病院を案内されても、受診できるとは限らない
#7119では、相談内容に応じて医療機関を案内してもらえる場合があります。ただし、病院の名前を教えてもらったことと、実際に診察を受けられることは別です。東京消防庁も、急患への対応中などで案内先が診療できない場合があると説明し、受診前に電話で確認するよう呼びかけています。夜間は診療体制が限られることもあるため、事前の確認が重要です。
向かった先で受け入れが難しいと分かれば、本人にも付き添いにも負担です。電話では症状、年齢、発症時刻を伝え、受診可能か確認します。移動手段に不安があれば、相談先の助言に従いましょう。
緊急性が高い症状なら、病院探しより119番が優先です。#7119の案内も、受け入れの確約ではありません。「相談」「受け入れ確認」「移動」を分けて考えると、夜の受診での行き違いを減らせます。
